先日、教育実習生が勉強に来られていました。その学生の方たちが、
感想文を書いて下さったので、ご紹介致します。
感想文
2週間実習させていただきありがとうございました。
常磐会短期大学では、幼稚園教諭になるために必要な科目がたくさんあり、
その中の幼稚園教育要領に記載されている教育の五領域(健康、人間関係、
環境、言葉、表現)は幼稚園修了までに育つことが期待される生きる力の
基礎となる心情、意欲、態度などであり、教師はこれらや、子どもの発達過程を
十分に理解したうえで、子どもの見本になる存在であることを自覚し関わるもので
あると学びました。また、保育の現場で幼児と話したり、遊んだり、注意をしたり、
助言をしたりなど積極的な関わりと、見守ったり、質問に応じたり、遊びに誘われたり
という受け身の関わりといった幼児の関わりについて学びました。幼児との関わりを
特別なものと考えないで、遊びやけんかなどのトラブルを通して楽しく共に生活する
ということが大切だと学びました。
大東幼稚園で実習させていただき感じたことは、先生方が子どもの持っている力を
信じて見守るように教育されているように感じました。例えば子どもが高い所に登り
遊んでいても、子どものチャレンジ精神を大切にし、失敗を恐れず子どもが挑戦して
いけるように、「危険だからいけない」と否定するのではなく、子どもが自分で経験して
いく中で学べるよう関わっていると思いました。また、園庭の車の乗り物に縄を結びつけ、
「だんじりごっこ」をしている子どもの姿を見て、子どもたちが協力して考えて、イメージを
膨らませだんじりを作り、地域のお祭りに見立てて遊びを楽しんでいるように感じました。
さらに、3~5歳児の子どもが全員で遊ぶ時間が多く、異年齢の関わりを取り入れる
ことで、年上の子どもは年下の子どもに教えたり、年下の子どもは年上の子どもに
混ざって一緒に遊ぶことで、いつもとは違う遊びの仕方を経験できる場になっていると
思いました。このように子どもたちはたくさんの遊びを経験する中で、物事の善悪や
人を思う気持ちを学んでいくのだと感じました。
教育実習生 坂田 麻衣 平山 普美子